FRP-繊維強化プラスチック3[ID1A]

こいつはなにものだ!?
赤べこならぬ、馬なんだろうと、、きっと絵馬かなんかだろうと、その見慣れない背中の文様が疑問を大きくする。
と、、デスクお隣にお座りになられているデザイン系学科大先生が一言、、、、、
「それは北欧の馬だよ!」と。
北欧の馬?北国は馬が赤くなるのか、と一瞬よぎる新ジャンルの動物に心躍らせた。が、お土産だと知る。
名を「ダーナラホース(スウェーデンの木の馬)」という北の木こり達が作り上げたおもちゃだそうだ。
インテリアデザイン科1年生の「インテリアエレメント」の最後の授業日。
何週かにわたって製作してきた「FRP」が今回完成迎える。。。
といったカタチで下地までできたわけで、最後の作業は塗装でございます。ヌリヌリします。

まずは、下地処理したFRPに、色分けごと丁寧なマスキング作業をおこないます。この作業が塗りの完成度を左右する。
めちゃくちゃ美しくカッティングとマスキングが出来ればものすごいクオリティへの道は開かれる訳です。

まずは大まかなベース色の塗装をおこないます。スプレーへの苦手意識があるのか、みんな弱腰。
均一に塗布するテクニックを教えてもらい、勢いよく「シャー」っと体感するんです。
今回は専用のガンを使わずに、市販されているラッカースプレーを使用しました。

まず前面に1度が鉄板のこの作業。学生の人数分の形状があるためいろいろカラフルです。
奥に見えるは、船橋のあのお方か。。。モチーフも様々です。。

ベースができたら、細かな作業に入ります。
ドス黒い作業机の上に、カラースプレー缶が生えて綺麗です。関係ないですね。

そして、登場する「ダーラナホースft.FRP」(本物のホース様は木製です)
首から背に欠けての装飾は、カラーテープを使用しています。なかなか楽しそうな作業です。

FRPレリーフなので、製作したオブジェクト以外にも説明するための装飾が必要になってきます。
↑の彼は、きっと「○たろう」のお父さんなのかと思いますが、、椀風呂に入っているところのようです。

そうして完成していく訳です。おいしそうな、、、なんでしょうか!?
目玉焼き?いやバターかもしれません、下はパンケーキ?orバンズ?

ちょっとクセがありそうな作品。メッセージ性があります。
他のレリーフよりも、「デザイン」ということにアプローチしている作品といえます。

このようなアプローチもありますが、ここではぼかします。
1年間のインテリアエレメントも終了し、インテリアデザイン科は、、
空間デザインのインテリアデザイン専攻か、、、
家具作りのファニチュアデザイン専攻のどちらかを専攻しなければなりません。
このような実習作業を通し、他授業とを加味しながら、悩みます。
図面かけないからファニチュアにいく!なーんて考え方はしていけませんよ!!
自分が何をして稼いでいきたいか、、よくよく考えましょう!!

以前ご紹介した「照明づくりの記事」の中で巨大な石膏型がでてきましたが、
アレの中身がようやく完成いたしました。完成すると意外にシンプルな。。。。