今年の軽井沢造園実習【総合建設実習】番外編
これまで紹介した現場以外にもいくつか作品がありますので、番外編です!
九頭竜垣から臥龍垣(がりゅうがき)へ

こちらの垣根は九頭竜垣(くずりゅうがき)といい、
作製されたのはなんと10年前になります。
実は、筆者が学生だった頃の作品なんです。
この垣根を新しく造り替えます。

『今年の軽井沢造園実習【総合建設実習】④』で紹介した
こちらの写真。
九頭竜垣は綺麗に撤去されてしまいました。
そこに・・

割竹をランダムに立て込んでいきます。
写真では分かりづらいですが、垣根の形状は鉄筋で当たり
をつけてあります。

竹の傾斜や配置は造る人のセンス次第!
最終的にこのような形になりました。

大掛かりな垣根ということもあり、作業は夜間に及ぶことも・・。
しかし、これも良い想い出になることでしょう。
さて、作業は続きます。


垣根の笠となる部分には竹の穂を結束し、さらに三寸(直径約9cm)の竹を細く割った材料で被っていきます。

細く割った竹だからこそ出せる曲線美が徐々に形に
なっていきます。
完成まであと少し!
そして・・・


実習最終日、綺麗な木漏れ日の中に完成した臥龍垣の姿がありました。
親柱を一切使わずに、曲線の美しさを多方面から演出する垣根です。
庭園に行ってもなかなか見ることの出来ない独特な垣根の作製を経験出来るなんて、羨ましいです^^/