企画書入門[インテリアデザイン科・インテリア科2A]

雪が積もりました。東京都北区王子の中央工学校は、それしきでは休校いたしません!
朝、電車の影響を受けながらもぽつぽつと登校し、冷え切った足先などを学生思い思いの方法で癒す。
そんな雪とはまったく関係ない内容をひろげます、、、、、、
キャンパスニュース初お披露目のエントリー、そのため文章増し、画像増しの増し増し記事まいります。
「企業事業概論」(キギョウジギョウガイロン・kigyo jigyo gairon)
という授業が、インテリアデザイン科2年生とインテリア科2年生にあります。
漢字のごとく、「企業を知り、学び、就職活動等に生かす」そんなようなイメージの授業であります。
専門卒の人生(ライフプラン)とは?というところから、担当講師の仲先生節が炸裂していきます。
建設業界・飲食チェーン業界・ディスプレイ業界・家具インテリア雑貨業界等の講義もおこないながら、
求人企業の実態を把握し、自身の選択肢を広げていく。
そんな講義の中に、1つ企画書の書き方を体感できる演習課題があります。
今回は、その企画書演習課題「ゲームアプリ企画」をご紹介。
では、、、、、ようやくここから画像増しで参ります。

企画書として今回要求したものは簡単なものでした。
ゲーム企画は「インテリアにまつわる内容であること」
そこから
「表紙」・「ゲーム概要」・「ゲームタイトル100案」・「ゲームキャラクター100案」
を最後は紙にまとめてホチキス止めで提出。
作業の取っ掛かりはゲームタイトル100案でした。

学生全員がタイトル100案を考えます。
熱血コピー塾のような戦いがはじまります。
100案をやったことある人にしか伝わらない苦しさ。画像に潜んでいるナイスワードを取り出してみると、、、
彼の41番目のタイトル「パースがズレてる 歪んだ世界の狂った感覚」、、、、どんなゲームかワクワクします。
彼の43番目のタイトル「ハイハイカグ 届かない高さ」、、、ナイスセンスである。
さて、他にもナイスワードがたくさん落ちていますが、違う学生へ。。。

彼女の77番目のタイトル「床下帝国 小さな文明」、、、魅力的だ!
彼女の78番目のタイトル「テーブル亀 育てて」、、、??
そうなのです、50個を超え、思考が超越していくることで至る場所があるのでしょう。
徐々に覗き込んではならぬ世界へ入り込みはじめ、、、、ちがう彼女の作品をみてみると、、、、

彼女の81〜85番目の若干シリーズ化してきている「ソファの中で暮らしてみた。」シリーズ。
しかし彼女の思考は、まず79番目で、「サッシで暮らす」ことから始まっているように思う。
どんなゲームだろうか、仮想現実が織り成す世界感を熟知した若者たちの思考は止まらない。
タイトル100案の次は、ゲームキャラクター100案である。
皆様、ついてきていただけているであろうか。。

授業の時間数もあるので、サラッとした描き込まないようなラフなキャラを100案描き続けます。
こちらも50案以降から学生たちの思案にバラつきが出始めてくるのですが、きりがないので1枚のみ。
つづきまして、タイトル100案とキャラクター100案からお気に入りを3つづつ選択し、
ゲーム企画をまとめていきます。

表紙になります。
彼女の作品はそれらしい仕上がり。。。ほぼベクターワークスで制作していきます。

ゲーム概要の説明も体裁よく仕上がています。
他にも、、、、




細やかな設定と、インテリアでも照明に絞ったこと、キャラクターの設定との融合感がとても素晴らしいです。
PC作業はほとんどベクターワークスでの作業となる学生達。図面作成だけのベクターワークスではない。
イラレフォトショが使用できないなりに、ベクターでも力いっぱい描くことができる可能を広げる。
そんな演習課題となりました。