内装工事?タイル編[インテリア科2A・インテリアデザイン科2A]
夏休みがおわりました。
強烈な台風の影響により何かをもっていかれてしまいそうな不安。
みなさん、大切なものはヒモでくくって飛ばされないようにしつつ、、、
本日は、「えっそういわれると、どうやってるの?」なエントリー。

インテリアデザイン科・インテリア科の2年生の合同授業「インテリア施工・積算」の授業。
この授業は、職業実践専門課程における企業との連携授業(科目名:インテリア施工・積算)として、
ご協力いただいている鯨井建築設計事務所の鯨井邦男先生にご担当していただいております。
本日は、「Pタイルの貼り方講座」

Pタイルとは、塩化ビニルタイルのことで、様々な空間で多用されております。
中央工学校14号館の教室の床も、その「Pタイル」でできています。
そんな材料は、どうやって貼られていくのか、「Pタイルの貼り方講座」が始ります。
とはいうものの、最近巷ではDIYムーブメントが、サンデービルダーならぬ日曜大具人のココロをくすぐっています。
Pタイルを貼り込む職人さんの妙技をご紹介していきます。

まずは、Pタイルは部屋の中心から貼り込む。中央から貼り込むことで、ズレなどをリカバーしやすくなるそうです。
そして早速妙技が登場します。
壁際までタイルがきましたが、最後上手く1枚で貼れないので、タイルをカットして貼らないといけないシーンです。
こんなとき、職人さんの妙技が光輝く瞬間なのですが、、、、
さて定規を使わず、タイルとカッターのみでどうやって半端のタイルを作りだすのか、、、、、

まずは黒いカーディガンの女学生が、その妙技を考えて実演してみました。。。。
んーやり始めて、、、混乱。。。次の人!!

コンビニ前でたむろする若者と、夜回り先生がごとくなシーン。花柄の短パンがいっそう雰囲気を醸してます。
そんな彼は、ものすごく真摯に、職人妙技を実演してみます。。。。残念、、、次の人、、、
といろいろな学生がトライし、実演してみるけど、、なかなか正解にたどり着かない、知恵。
そこに、「インテリア科のあのカメラ目線の彼」が登場するわけです。

さて、なにやらタイルを重ねつつ、重なった下のタイルを指さして、、、ゴニョゴニョゴニョゴニョ、、、、
鯨井先生の顔が緩んでいく、、、、「正解」

「ウェィーウェー」と嬉しさのあまり奇声を発する「カメラ目線の彼」の一瞬。
「カメラ目線の彼」は妙技を体得したのでございます。

写真上のように、壁際のタイルを2つは貼らずに、画像のように重ねておきます。
下にしたタイルを上のタイルを定規変わりにカットして、カットしたパーツを壁際に使う。
そうやって壁際の床材を納めるんですね。
職人さんの妙技は、驚くほど簡単に驚く程精度が高いように思います。
実際の建物を作り続ける、担当講師先生だからこそ、現場の妙技を体感できる。そんな授業でした。