ぐっとくるギフトの提案[インテリアデザイン科インテリアデザイン専攻2A]

インテリアデザイン科ファニチュアデザイン専攻2Aの「デザイン実習(雑貨)」のエントリー
上の写真のような蝋のついた手紙をもらったら、、、ぐっとくる。。。
しかし、、、よーく見てみよう、エンボスがかった文字に注目してみよう。。。

「For you」の文字に注目。。。
一枚目の写真の場合だと文字が逆さになってしまっている凡ミス。。。
ただ、、、そんな凡ミスもチャラにしてしまう赤いブチュッとした蝋。。。
その名を「封蝋・シーリングワックス」という。。。名前を知らなかった筆者、、、、恥ずかしい。。
その昔、ヨーロピアン文化的に封をする際に用いられていたもの。。。封蝋という名前を知らなかった。。
さて、そんな「ぐっとくる」ひと手間を手紙に施すギフトを提案しているのは、、、、

メンズの学生であるところは、さらっと流していただきつつ、、、、
しかしながら、心優しい男子学生の封蝋技術に、寒空の中魅了されたのは他でもない筆者である。。。
どのようなやり方かというと、、、
まず、、

必要であろうワックス(蝋)をスプーン上に。。。。
キャンドルファイヤーであたためあたため、、、、

ワックス(蝋)がトロトロとろけたら、、、、
封をしたい箇所を狙って細ーくたらす。。。。にょろにょろ。。。

こちら、シーリングスタンプと呼ばれる押印するための道具。。ねこねこねこ。。。
最近では、○イソ―や、キャン○ゥーなどで封蝋キットが手軽に手に入るため、
比較的、安価で始められるのもぐっとくる。。。

とろけたワックスが固まる前に、素早く且つ優しく優しくブチュ―ッとしていく。
※この際にスタンプの天地に注意なのですが、失敗するとエンボスが逆さになんてことがよくおこるらしい。。

上の写真は、エンボス文字が上下逆さになってしまっている。。。。残念である。。
と、「インテリア」からほどほど遠いことをなんで授業中でおこなっているかというと、
「デザイン実習(雑貨)」という授業が、雑貨にまつわる授業だからである。
現在、インテリアデザイン科インテリアデザイン専攻2Aの「デザイン実習(雑貨)」では、
「記念日に向けた新しいギフトの提案」が課題となっている。
シーリングワックスの学生は、封蝋のぐっとくるところにポイントを置いたギフトを提案するようです。
さてさて、その他の学生を見に教室へいってみると、、、、、

左にキラキラ和紙、、、右に課題プリント。。。

この学生が企画しているのは、香水のパッケージのようです。
たしかに、何かの記念日のギフトとしてはずれていないと思います。
左から、「月」「薄荷」「竹林」、、、真ん中の読み方、、難しい。。「うすに」ではない。。
パッケージデザインの分野になるため、文字の書体や色身など、かなり制御をかけないとならない。
「デザイン実習(雑貨)」を担当する講師先生方も芸術作家・ジュエリーアーティスト・グラフィックデザイナー、
など多岐にわたる先生方に指導をいただきながら、、、製作を進めていく。

パッケージング作業中。。。

他の机には、ミシンも出ていました。
この学生が製作しているのは、バックなんだそう。
製作で使用している生地、、、、なんだか不思議なテキスタイル。。。

カラーパターンの違うタイプもある。。。
んーハートのような形が少し甘めな、、、なんて写真撮りながら観察していたら、、、
お元気女子学生が、、、、「それ私が作ったんです」と。。。
「ん?」「作った?」、、、、、「織った?」、、、「いえ、発注したんです。」と。。。

近年の印刷技術にともない、生地へのインクジェットプリントはメーカーや専門家だけのものでなく、
ホビーユーザー向けに小口ロットで発注を受けてくれる業者もあるようで、、、、
お元気女子学生が、ベクターワークスとフォトショップを駆使しながら試行錯誤で製作したテキスタイルを、
業者へデータ発注。。彼女の場合だと1メーター1000程で製作したようでした。※金額注意
この「記念日に向けた新しいギフト」の課題は、2月中旬が提出締切となります。
インテリアデザイン科インテリアデザイン専攻2Aは、この課題の他に、インテリアデザイン進級課題もあります。
忙しく目まぐるしい時期に差し掛かってますが、今後の彼女らの頑張りに期待です。