測 設
地理空間情報科の学生が校内の実習地で測設実習を行いました。
測設とは亡失した境界杭を復元したり、計算で座標を求めた点に境界杭を埋設するときに用いられる方法で、座標を持っている点を現地に設置することを言います。
この日使った測量機はS6という機種。目標方向を自動で視準する機能を持っているトータルステーション(TS)です。
皆さん興味深そうに操作を確認していました。
そんなこんなで測設実習スタートです。
まず最初はTSとミニプリズムを使って、境界杭を埋設する概略の位置を探します。
上の写真のようにTSを使って距離と方向を指示する機械手と、その指示に従って位置を示すミラーマンがペアになって、埋設する境界杭の位置を求めた座標に近づけていきます。
位置のズレは、機械手の指示で前後左右にmm単位で誘導していきます。
位置が特定できたら、いよいよ境界杭を埋設していきます。
ダブルスコップという垂直に穴を掘ることができる道具を使ってガツガツ掘っていきます。
掘った穴に境界杭を埋設し、再びmm単位で位置を微調整したら測設完了となります。
測設はいろいろな測量業務で使用されます。
今回の実習は学生たちにとって良い経験になったのではないでしょうか。