「聴竹居」

梅雨入り直後の6月のある日。

京都府大山崎にある聴竹居を訪れました。
昭和3年(1928)に竣工した、建築家藤井厚二氏による「聴竹居(ちょうちくきょ)」「閑室(かんしつ)」「茶室」からなる自邸です。
2017年に国の重要文化財に指定されており、現在は竹中工務店によって管理されています。
今回の見学は、11月に行われる全国専門学校建築教育連絡協議会(全専建協)の秋季研修会の下見を兼ねており、一般財団法人聴竹居倶楽部代表理事である松隈章先生(竹中工務店:設計本部)にご案内頂きました。
「その国の建築を代表するものは住宅建築である」と語った建築家の思想が随所に反映されており、細部にこだわる設計手法に圧倒されました。松隈先生による熱い語り口もあり、久しぶりに心を動かされる見学会でした。
秋季研修会が充実したものとなりそうです。
松隈先生に改めてお礼申し上げます。