先日所用がありJR深谷駅を訪れました。
埼玉県深谷市は、近代日本資本主義の父として知られる渋沢栄一翁の生誕の地です。
多感な青年期を過ごしたこの地には、渋沢栄一記念館が建てられその功績が称えられています。
なお、以前ご紹介しましたが、中央工学校創立期の学校銘板は、渋沢栄一翁の書によるものです。
終焉の地となった王子飛鳥山とともに本校との縁が感じられます。
さて、この深谷駅ですが、どこか東京駅の面影があります。
明治以降近代化が進む日本の建築において重要な材料となった煉瓦(レンガ)。
そのほとんどがこの深谷市において、渋沢栄一翁による日本煉瓦製造によって生産されています。
大正3年(1914)に創建された東京駅にもそのレンガが大量に使用されており、そのようなことから、東京駅を模して平成8年(1999)に造られたのがこの深谷駅です。
「関東の駅百選」に認定されているその堂々とした姿を、ぜひご自分の目でご覧ください。
校長ブログ「二つの学校銘板」(chuoko.ac.jp)


