「東京の名建築 ㉑ 日本銀行本店」

日本初の国家的近代建築として位置づけられる日本銀行本店(旧館)。
明治29年(1896)に日本橋に完成し今に至ります。
設計は建築家の辰野金吾氏。
東京駅丸の内駅舎の設計者として知られる建築家です。
選ばれた当時なんと34歳だそうです。
1年2ヶ月に及ぶ欧米視察の後に設計に着手し、5年6ヶ月もの工事期間を経て完成しました。
構造は石積煉瓦造りと呼ばれ、1階は花崗岩、上階には安山岩が使用されています。
その膨大な重量を支えるため、地下に厚さ2.6mものコンクリート基盤を打設しているそうです。
古代ギリシャ建築のコリント式柱頭をもつ外観から、我が国の中央銀行としての威厳を感じます。
重要文化財に指定されているこの壮大な建築を、ぜひご自分の目でご覧ください。
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