「名建築で昼食を ③ 」

前身は呉服商の「越後屋」、現在の日本橋三越本店です。
平成28年(2016)に国指定重要文化財に指定されました。
大正3年(1914)横川工務所(現在の横川建築設計事務所)の設計・施工にて竣工。
ルネサンス様式による堂々たる外観は老舗百貨店の貫禄充分です。
関東大震災後の改修を経て現在の地上7階・地下3階となりました。
正面玄関には歴史を感じる「のれん」と創建当時からのライオン像2体。
上部からは商業の神マーキュリーが日本橋の街を見下ろしています。
吹き抜けの大階段に鎮座するのは、彫刻家佐藤玄々(げんげん)氏が10年の歳月をかけて完成させた木造彫刻の「天女像(まごころ)」。
10mを超えるその威容に度肝を抜かれます(これだけでも一見の価値あり)。

本日の昼食は新館レストランでビーフシチュー&オムライスセット。
なお、日本橋三越がお子様ランチ発祥とのことです。
美しい建築を眺めながら至福の昼食。空の青さが目に沁みます。
校長ブログ「名建築で昼食を ②」(chuoko.ac.jp)