ある新聞に「駆け出しの頃」という連載記事があります。
現在企業の主軸として働く年代の方の若き日の思い出を、当時の写真とともに紹介する内容です。
なかなか良い記事で毎回読ませてもらっています。
そこで私も真似して書いてみました。
私は中央工学校を卒業して建設会社に入りました。
初めて配属されたのは東京都台東区のマンション建設現場です。
上野にあった本社でヘルメットと長靴を渡されて、板につかない作業服を着て、右も左も分からず現場に向かったものです。
その後は官公庁の仕事が中心になり、国立小学校・大学・電話局(現在のNTT)・病院などを建ててきました。
当時の現場員は泊まり込みが当たり前、現場から現場に移り住む毎日です。
ある官庁の女子寮増築工事の際は、既存の女子寮の庭にプレファブの事務所兼宿舎を建てて、一年間住んでいたことがあります。
今ではとても考えられないことですが、まさに目が覚めてから眠りに落ちるまで仕事をしていました。
その暮らしは結婚してからも続きました。
家族と離れ、同僚たちと寝食を共にした日々を思い出します。
写真はある国立大学の改修工事での一コマです。
何か目がギラついており、我ながら若いエネルギーを感じます(苦笑)。
辛いことも沢山ありました。
明日になるのが怖くて眠れない思いもしてきました。
しかし、それらの経験が今の私を作ってくれたことは間違いありません。
多少のことにはへこたれないタフな男たちに囲まれたあの若き日。
懐かしく思い出します。

8月9日(土)から17日(日)までの間、学校休業となります。よって本ブログは18日(月)から再開予定です。猛暑ではありますが、皆様楽しい夏をお過ごしください。