軽井沢合宿研修所(南ヶ丘倶楽部)にある移築古民家三五荘は、令和4年から1年間かけて茅葺き屋根を含む全面改修が行われました。
2階部分は写真のようにモダンな雰囲気の大部屋。
そこにある(ほとんど目立たない)床の間に注目してください。
床柱はコルクの木です。
コルクといえば思い浮かぶのがワインの栓。
コルクボードなどもありますね。
その軟質な肌触りとかけ離れたこの柱。
この木の外側に生成される樹皮からそれらが作られているのです。
つまり山に植えたままにしておけば数年後にはまた作り出しお金に換えることができる。
それを惜しげもなく伐り柱に使用しています。
江戸時代末期に建てられた豪農の家三五荘。
山梨県塩山(現在の甲州市)における権勢がこのコルクの柱にも示されています。
三五荘には3本のコルクの柱を見ることができます。
皆さんお見落としなく。




