「雀(ベトナムの青い空 番外編 ②)」

ベトナムの古い仏教寺院を訪れた時のこと。
門前にたくさんの鳥かごが積み上げられていました。
小さな雀(ベトナムスズメ)達の鳴く声で、あたりは騒然としています。
事情に詳しい方に教えて頂きましたが、寺院の参詣者が雀を買い求め、空に放つのだそうです「願掛け放鳥(ほうちょう)」という行為だそうですが、命あるものを放つことで、「徳を積む」、殺生を戒める仏教の教えだそうです。
日本でも「放生会(ほうじょうえ)」といって、虫・鳥・魚などを開放し、自由にする法会(ほうえ)という行いがあることを知りました。
何でもトライする私は早速実践。
ベトナムの青い空に向けて勢いよく放ちました。
日本円にして約60円でございます。
しかし、驚いたことにあっと言う間に巣箱のもとに戻ってきました。
そして売り主の手に・・・。
ということは「循環型の願掛け」。
これで良いのでしょうか(苦笑)。
校長ブログ「ベトナムの青い空 Ⅱ③」(chuoko.ac.jp)