「花束」

卒業式や入学式の際に関係団体や企業様からお祝いのお花を沢山いただき、式典終了後、小分けされたものを自宅に持ち帰らせてもらっています。

花束を持って歩く柄ではなく、また、年度末に花束など持っていれば定年退職者と思われるでしょうから、どうも苦手(苦笑)。
しかし、家族が喜ぶので持ち帰ることにしています。
先日も昼夜の入学式が終わり花束を抱えて19時過ぎのバスに乗りました。
すると、隣に座っていた若い女性から「綺麗なお花ですね、何かのお祝いですか?」と声をかけられました。
女性から声などかけられることの無い私・・・(汗)。
「入学式がありまして・・・」などとしどろもどろに答えました(苦笑)。
その方は幼稚園の先生だそうで、ご自身も式典の際にはお花を持ち帰ることがあるそうです。
「どちらの先生ですか?」とたずねられたので、「中央工学校をご存じですか?」とお聞きすれば、お友達が通っていたとのことでした。
その方がバスを降りる際、花束からバラを1本抜いて差し上げました。
「袖すり合うも多生(たしょう)の縁」と申します。
花束を持っていたおかげで気持ちの良い春の宵となりました。