中央工学校には校歌があります。
現在の校歌が2代目であることは以前お知らせした通りです。
「風薫る」中央工学校 (chuoko.ac.jp)
初代校歌は昭和16年(1941)に制定されました。
学校創立32年が過ぎ、太平洋戦争が開戦する年にあたります。
教職員によって作られた歌詞を、大森総務(大森國臣先生)がまとめたそうです。
中央工学校 校歌(昭和16年2月11日制定)
明治末葉 先覚が 工業学徒 育てんと
一路 堅実 踏み出しし 苦難は今や花咲きぬ
讃えんかな いざもろともに
我等の 中央工学校
本校の校是「堅実」が取り上げられていますね。
紹介は一番のみですが三番まであります。
全般に軍事色が強く、戦後は歌われることはなかったそうです。
その後昭和44年(1969)に現在の校歌が誕生します。
教職員・学生・卒業生から歌詞を募集した結果、24点の応募があり、投票によって5作品に絞られました。
その後現在の歌詞(小俣幸太郎氏作)が決定し、創立60周年となる第99回卒業証書授与式で発表されました。
風薫る 飛鳥の森よ 雲映ゆる 校舎の窓よ
あい学ぶ 若き心に 向学の虹は かかれり
羽ばたくは 技術のつばさ 空晴れて 日射しは和む
おお光あり 中央工学校
歴史を感じる本校の校歌。
今後も長く歌い継がれることでしょう。
明日10月21日は開校記念日、創立114年目に入る中央工学校です。
皆様のご支援を今後ともよろしくお願いいたします。
(参照元:中央工学校創立60周年史)