学生時代、構造力学の初歩で学んだクレモナ図。
知識として必要であり実際に役立つものではない、と勝手に思い込んでいました。
建設会社に就職して数年目、ある大きな現場に派遣され、そこで仮設工事担当となった私。
構造計算を伴う特殊な仮設計画が必要になりました。
早速中央工学校で使っていた教科書を確認すると、その解法にクレモナ図が適していることに気付きました。
もちろん応用が必要でしたが何とか解決し工事を終えました。
それから構造力学に興味をもち建築士に近づいていった私です。
学生の皆さん、今学んでいることに無駄なことはひとつもない。
そう信じて目の前の課題に取組んでください。
努力は必ず報われます!
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