新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り感謝申し上げます。
「父は今年2月で65、顔のしわがふえてゆくばかり・・」昭和を代表するミュージシャン、井上陽水氏のデビューアルバムに収録されている「人生が二度あれば」の1節です。
この歌を初めて聞いたのは中学生3年生の頃でした。
ひっそりと暮らす年老いた両親を想い、せめて人生が2度あれば・・・と、歌い上げる陽水氏の切ない声が響く名曲。
年老いた両親=65歳というイメージが私に刷り込まれるきっかけになった歌です。
平成29年人生100年時代構想会議がスタートしました。
資料には「日本は健康寿命が世界一の長寿社会」「2007年に生まれた子供が107歳まで生きる確率が50%」と記載されています。
会議のテーマには、「これらの課題に対応した高等教育改革」として、「大学にしても、これまでの若い学生を対象にした一般教養の提供では、社会のニーズにこたえられないのではないか」とあり、社会人が学び続けるリカレント教育の重要性が示されています。
高等教育に対する改革の必要性を求める提言となり、その後の高等教育無償化につながる議論がされていきました。
「人生が二度あれば」を初めて聴いた時から42年。
中学生だった私は今年で65歳になります。
年老いた両親=65歳というイメージは一変し、現在の65歳は高齢者の入り口にすぎません。
「人生100年時代」健康でいられる限り、まだまだ働かせていただく所存です。
人々が心を寄せ合い、相手を思いやることで失われた日常に少しでも早く近付くものと思われます。
「明日を信じて」皆さん、これからも頑張りましょう。
創立114周年目に入る中央工学校、皆様の変わらぬご支援とご鞭撻をよろしくお願い致します。