「建物の質は階段に現れる」これが私の持論。
一般の方は見落としてしまいがちな納まり(ディテール)や空間構成に、設計や施工の技術力が隠されています。
そこを発見するのが楽しみで私は階段に注目しています。
令和元年(2019)に竣工した新校舎2号館の階段は、まさに美しい出来栄え。
ダイナミックな吹き抜け空間が鉄骨階段を中心に構成されており、誰もが息をのむ場所だと思います。
下の2枚の写真をご覧ください。
左側が実際の写真、右側は検討段階の模型写真です。
どうです、まったく同じに見えませんか?正面の「木のアートウォール」が水平配置であったこと以外、まさに模型通りです。
設計施工を担当した清水建設(株)さんの技術力に改めて敬意を表します。皆さんも2号館の階段の美しさをぜひ体感してください。