中央工学校で教えていることは「建物をつくる技術」。
しかし最近それだけでよいのだろうか?と思うようになりました。
写真をご覧ください。
昭和49年(1974)3月に開業した東京海上日動ビル、地下4階・地上25階です。設計は前川國男氏。
東京駅の丸の内口駅前広場を出てすぐに建つことから、皇居を見下ろす高さの是非をめぐり議論となりました。
建設後48年が経過し、隣接する本館とともに解体が決定、すでに工事が始まっています。
新しく建設される建物は、地下3階地上20階建、世界最大規模の木材を使用する木造ハイブリッド構造となり、令和10年(2028)度竣工とのこと。
設計はレンゾ・ピアノ氏。
日本の大手建設会社による共同企業体が施工にあたるとのことです。
しかしこの建物をどうやって壊すのかな?