昭和39年(1964)の東京オリンピックに備えて建設された国立代々木競技場。
丹下健三氏の代表的作品として名高い建築は、第一体育館・第二体育館で構成されています。
吊橋と同様に主柱から屋根を吊り下げて立つ独特の外観が印象的です。
内部空間に柱がないため、観客が競技に集中できるように配慮されています。
第一体育館は競泳用プールでしたが、後に東京辰巳国際水泳場が完成して以来使われておらず、プールを残したまま床を張り飛び込み台も撤去されました。
現在ではバレーボールなどの競技のほか、コンサートやライブイベント等に幅広く利用されています。
子供のころ父親に連れられて泳ぎに行ったことがありましたが、あまりに広い空間と飛び込み台の高さに圧倒された記憶があります。
20世紀を代表する世界的な建築です。