「校章と校旗」

創立翌年の明治43年(1910)、中央工学校の校章が制定されています。

職員会議を経て自在画担当菊池香三先生のデザインが採用されました。
これに伴い制服用ボタンと帽章が制定されています。
制服があったのですね・・・。
図案は「中央工」の三文字を月桂樹の深緑色の葉14枚と深黄緑色の花6個で囲んだものです。
月桂樹は古代ギリシャの光明・英知の神アポロの霊木とされています。
明治45年(1912)には在校生339名の寄贈によって校旗が製作されました。
背景には図案化された「工」の文字がデザインされています。
「工業は国家富強の基礎」という意味が込められているそうです。

上の写真は現在式典の際に壇上に掲揚する校旗。
花は赤になっていますね。
下の写真は私が47年前、中央工学校入学時に頂いた校章(バッジ)です。
裏面には同窓会寄贈と刻まれており、今でも大切にしています。
10月21日は創立115年目となる開校記念日。
歴史と伝統ある中央工学校。
皆様の変わらぬご支援をお願いいたします。