江戸時代末期に山梨県塩山(現在の甲州市)に建設された三五荘。
原田六郎氏の手によって軽井沢に移築されすでに88年が経過。
幾度か持ち主が変わり、現在は学校法人中央工学校の所有する国登録有形文化財です。
工事が終わり、その姿は真冬の軽井沢に凛とした美しさで輝いています。
大森厚前理事長は、「三五荘の歴史はひとつの文化であり、継承することが中央工学校の使命である」と言葉を残されました。
この壮大な建物の改修を通し、日本文化を伝承する重みを実感いたします。
1年数か月の間工事を記録してまいりましたが、「三五荘令和大改修」はこの記事で終了となります。
(株)岩本組様をはじめとする関係各位の方のご協力に感謝いたします。
来春以降一般の方にも公開される三五荘。
皆様もぜひご自分の目でご覧ください。
令和5年(2023)も残すところあとわずか。
本年中に賜りました暖かいご支援に感謝申し上げます。
中央工学校は28日をもって年内の仕事納めとなり、当ブログは1月5日以降の再開となります。
皆様よいお年をお迎えください。