「あの頃の未来」

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のご高配を賜り感謝申し上げます。

「あの頃の未来に僕らは立っているのかな?」SMAPが歌った「夜空ノムコウ」の一節。
若者の孤独と心の葛藤を描き、澄み渡る冬の夜空が思い浮かぶ名曲です。
大人になった我々にも将来の夢を語り合った時期はあったはず。
皆さんはどんな未来(将来)を思い描いていましたか?
そしてそれは実現しましたか?
我々にとって「あの頃の未来」はまさしく「今」この時のこと。
しかし、若者にとっての「未来」は共に過ごしている「今」ではなく、長い時間を経たその先にあるもの。
我々が若者の未来にしてあげられることは何か。
近年提唱されている「SDGs」に、「誰一人取り残さない」持続可能で、よりよい社会の実現を目指す世界共通の目標が掲げられています。貧困、飢餓、保健、教育、ジェンダー、不平等、気候変動・・・、そして平和。
「すべての人に公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」とあり、まさに我々の使命が明確に示されています。
「夜空の向こうにはもう明日が待っている」で歌は終わります。
暗い夜空の向こうに待っている明日・・・。
若者たちの今が夢のある未来を思い描けるものであってほしい、と願います。
創立114周年を迎えた中央工学校、皆様の変わらぬご支援とご鞭撻をよろしくお願い致します。

石川県能登地方で最大震度7を観測した地震による被害が発表されています。
一日も早い復興と被災された方々の心の平穏を願っております。