「旧朝香宮邸」は、昭和8年(1933)に建設されたのち、昭和58年より「東京都庭園美術館」として公開されています。
学生時代に初めてこの建物を見た時の感想は「・・・・?」。
不勉強な私はこのシンプルな外観を理解することができませんでした。
その後建築様式を学び、何度か訪れることによってようやくその奥深さが見えてきました。
アール・デコと称され、1900年代当初にフランスを中心にした建築様式であり、直線と幾何学模様をもとに構成されています。
朝香宮ご夫妻がパリでの生活を経て感銘したデザインを取り入れるため、内装にアンリ・ラパンやルネ・ラリックなど著名なデザイナーが起用されています。
高級住宅地として知られる港区白金の一等地に建つ邸宅建築。
美しい庭園とともに是非訪れてみてください。