創立80周年記念として建設された18号館(歴史館)には顕彰の間と資料展示室があります。
創立以来の110年を超える資料など、中央工学校の足跡が展示されています。
ご紹介するのは江戸の古地図を利用した校舎位置の変遷。
そこには 「中央工学校 開校の地・明治42(1909)年・千代田区一ツ橋(神田区一ツ橋)」と赤矢印で示されています。
今から115年前に創設者松本小七郎氏のもと、中央工学校は設立されました。
この地図によりその場所が、江戸城(現皇居)からわずかな距離であることがわかります。
この場所が「帝都の中央」であることから「中央工学校」と命名されたと中央工学校八十年史に記載されています(当初は「東京工学校」が予定されていたとも記載あり)。
現在その場所には記念碑が建立されており、訪れるたびに襟を正す思いの私です。
歴史館をお訪ねの際はぜひご覧ください。