インテリアデザイン科ファニチュアデザイン専攻3年生「家具製作」のエントリ。
インテリアデザイン科として3年目、家具が好きで学んできた2年間。。これまで好きで好きでたまらない家具の事について、他の人より多くの種類や素材・形状を見てきたであろう彼ら。。。そんな彼らが今、自分の家具を生み出そうとしている。
気づいてくれ、「今から生み出そうするもの」は、「今まで見てきたものからしか生まれない」ことを。
「デザインの引き出し・イメージの引き出し」という言葉がある。
デザインが好き・家具が好きだから、「いろいろ見る」「いろいろ触る」「いろいろ使ってみる」
このような観察と体感が、彼らにとって【引き出し】となって今その成果が問われている。。。
写真だと近そうだが、十分な距離と換気をしながらの授業は徹底している。
生み出す作業、、、とにかく描き、、、詳細も詰めつつ講師との打ち合わせを重ねていくスタイルだ。。
さて、、ここで、、ファニチュアデザイン専攻3年生期待のホープの彼の作業を見てみよう。。。
十分な換気と十分な距離を取り、講師の許可を得てマスクを外しているのだが、筆者はそのことを知らなった。
いくら若手ホープとはいえ、、許すまじ、、、、、、、「マスクを外すな!!!」と注意すると、、
「困、、、困(汗)、、、今手元の蒸気が口元に上がって鼻と喉やけどするので、マスクを外しているんです(汗)」
良ーく観察すると、、、確かに蒸気が、、、、
なにやらアイロンを当てている。。
よく聞くと、濡れた木材にアルミホイルを巻いてアイロンにあてると、材が蒸されフヤフヤになると、、、
ということは、「曲木(まげき)がデザインにでてくるの?」「今その方向なんです」と、、若手ホープ。。。
十分に蒸された材は、謎の治具によってあてがわれ、、、
ぐにゃりと、、、学生的にはイメージ通りに曲がったとのこと。。。
近年「曲木」にチャレンジする学生はほとんどいなかったのは、単に難しいからだけではないだろう。。
製作時間と製作難易度を考慮しながらそれぞれの学生の椅子デザインは進んでいく。
綿密な講師・教員との連携で、今年も完成度の高い椅子製作に期待です。