キャンパスニュース

2020.08.18 土木測量

地理空間情報科ってこんな授業をやるんだよ。

測量士補 資格取得者を対象とした、測量士養成学科「地理空間情報科」。

その授業内容は、基本的な測量の考え方を応用させ、測量成果を基にデータを作成する実習も展開します。

 

この日は、茨城県つくば市の土地利用図データの作成を行いました。

 


まずは赤ペンで地図上に土地利用界を描画し、スキャナ入力用の原稿を作成します。

 

土地利用界とは、

1) 既存の地物・・・道路、水涯線、植生界、特定地区界など

2) 既存の線のないもの・・・居住地、未耕地のこと。

 

この時点で、「何言ってんの??」と思われるかもしれませんね。

 

 

 

土地利用界を区分けした原稿をスキャンし、画像データにします。

厳密には、「ラスターデータ」化と言います。

 

いよいよ難しくなってきましたねぇ。

ですが、まだ終わりません。

 


続いて、ラスターデータ化したスキャン画像を「ベクターデータ」化します。

 

ベクターデータとは?

画像データに座標値を持った点、線、面の3つの要素を書き加えることで、ラスタデータに位置情報を与えたデータのことです。

 

このようなベクターデータを作成することで、出店の効果や道路開発などに役立てることができます。

 

 

 

どうでしょうか。

地理空間情報科って難しそう・・、と思うかもしれませんね。

 

でも、これが「地理空間情報」なんです^^/