さまざまなインテリア空間設計の基礎から応用までをみっちり学んでいく 『インテリア計画』 という科目。
建築もしっかり学びたいけど、でもやっぱりインテリアも大好きな建築室内設計科の学生たちにとって、毎年とても人気のある科目のひとつです!
授業を担当していただいているのは、講師の碧山先生です。
建築設計事務所を主宰され、戸建てや集合住宅のリノベーションなどを多く手掛けられています。
そんなインテリア計画の授業では、“小説家の住処”という演習課題に取り組んでいます。
小説家が住まう5mキューブの空間に、「食べる」「寝る」「書く」の3つのスペースをつくり、インテリアの構成について、模型を作成しながら検討していきます。
ある学生の模型です。中央にルーバー状の仕切りを設けることで、空間を分けつつも、視線や風が通り抜ける開放的な空間になっています。
比較的小さな空間ではありますが、開口部の設け方やスペースの作り方によって、まったく雰囲気の異なる空間になるのが面白いですね。
模型が出来上がったら、ヒトの目の高さに合わせたり、上から俯瞰した様子を撮影していきます。
窓の外に見える景色や、光の入り方を考えながら、何十枚と撮っていきます。
建築模型の写真は、水平垂直が命!!これが結構難しいのです・・・
完成した作品がこちらです!
コンセプト(一部抜粋):床から天井までをつなぐ窓から入る光の線が部屋を照らし、太陽の動きとともに時の流れを感じながら過ごす。
心地の良い、ゆっくりとした時間の中で小説を書くことに向き合えそうな空間であることが伝わってきます。
今はまだ小規模な空間設計の課題が多い1年生ですが、これからは徐々に規模も大きくなり、さまざまな用途のインテリア空間の設計に取り組んでいきます。
あらゆる空間設計のスペシャリストを目指して、一歩一歩頑張りましょう。