キャンパスニュース

2020.10.10 建築

外観パースの着彩 [建築室内設計科1年]

 

自らが提案するデザインや設計を、相手にわかりやすく伝える「プレゼンテーション能力」を習得すること。
これは、建築やインテリアを学ぶ学生たちにとって、とても大きなテーマのひとつです。

なかでも、「立体表現力」を身につけることは、建物や空間の雰囲気をわかりやすく伝えるうえで、とても重要な要素となります・・・!!

 

 

建築室内設計科では、手描きからデジタルまでさまざまな立体表現力を「透視図」という授業を通して学びます。

授業担当は、講師の浜野先生。
さまざまな画材道具を華麗に操り、サラサラ~っとスケッチやパースを描く姿は、学生たちの憧れです・・・

 

 

今回の課題は、パステルを使って、建物の外観[ファサード]を描くという内容です。

浜野先生の着彩見本を見ながら、色味、塗りの強弱、陰影の付け方など、立体表現に欠かせない着彩技術を習得します。

 

 

パステルとは、粉末の顔料を粘着剤で棒状に固めた画材です。

カッターで削り粉にしたものを、ティッシュを筆代わりにして色をのせていきます。グラデーションや色の濃淡がつけやすく、美しく柔らかな風合いに仕上げることが出来ます。

 

 

使い慣れない画材に苦戦しながらも、浜野先生の着彩見本とにらめっこをしながら、手を動かしていきます。

建物やインテリアだけではなく、敷地内の樹木や空といった「添景」も表現していきます。
真っ白だったパースが、徐々に立体感を増していきます・・・!

 

 

実習授業中の教室の様子です。
黙々と、目の前の課題に集中して一生懸命取り組んでいます。

透視図の授業は、後期に入るとデジタルでの立体表現を学んでいきます。
メキメキと成長する学生たちに、乞うご期待!