インテリアデザイン科ファニチュアデザイン専攻2年生「家具製作」のエントリ。
前期期間、本格的な木加工の技術習得に注力してきた彼ら。
1つの完成品(小抽斗)へとたどり着こうとしていますが…
蟻組といわれる角度のついた加工。ピタッと美しい。(学生が製作したものを撮影しています。)
それぞれの部材が同じ形に加工されないとここまで美しく収まらない世界。
家具加工を学んで半年間。全員が美しく仕上げられる「そんな甘い世界」ではない。
加工の間に「詰め詰め」するのは「コクソ」という木屑を練ったもの。
限りなく研ぎ澄まされた集中力とはいえ、鍛錬が必須条件の世界。現実は甘くない。
と、彼らの製作物の撮影をしていると、1つのことに気づいた。
全員、白Tなのだ。良く観察すると同じ柄。しかも彼らの顔がアップリケされている。
ファニチュアデザイン専攻2年の「コンピュータグラフィックス」の課題で製作したものだそう。
手に職。加工技術を学びつつも、ハイテクPC機器の扱いも学べるナイスカリキュラムだ。
そんな白Tに身を包み、きっと今日も鍛錬をつづけているであろう。
小抽斗が完成すると、後期は箱物家具であるキャビネット製作がスタート。
今後も彼らの研ぎ澄まされた集中力に期待です。