軸組 火打編 [木造建築科2年]

今回のテーマは 『火打』(ひうち)

木造で床組や小屋組で、地震や台風時に発生する水平力による変形を、防止するために設ける斜材です。

梁(土台)の芯から三角比(1:1:√2)を用い差金を使い墨付けをします。
45度で切るだけではなく傾ぎ大入れを造り、火打が梁(土台)に片方だけ掛かる(三角形)仕口を造り力を伝えます。

長さを取り、留め(45度)で墨を引いてから、傾ぎ大入れ分だけ伸ばし仕口を造ります。

軸組の歪みを確認し、矩(直角)の状態にし火打ちを納めて完成です。

大入れ:一方の木材の端部全体を他材に差し込むもの。
傾ぎ大入れ:一方の木材の端部の片方(三角形)を他材に差し込むもの。
留め:互いに45度の角度に切って合わす。

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