建築の仕上材のサンプルを見学 [建築設計科1年]

建築設計科1年生は、木造2階建ての『専用住宅設計』課題の外部や室内の仕上材を検討するべく、授業が終わったあとの放課後の時間を使って、校内にある『マテリアルエリア』の見学に行きました。イメージに合う材料が見つかると写真に撮ったり、初めて聞く材料名に出会うとスマートフォンで検索してみたり、実際の材料を手に取ることで質感や肌触りを感じ、自分達が設計した住宅の具体的な姿を思い描いていました。

『マテリアルエリア』には、様々な種類の建材が揃っています。フローリングやカーペットなどの床材、外壁の仕上材も素材別にまとめられています。アルミサッシやドアの構造見本や、ガラスやカーテンのサンプルも豊富です。平成31年3月に完成した新校舎内で、実際に使用されている材料もまとめられており、見本帳で見るのと実際に施工された空間で感じるのとでは、色味や印象が違っていたりすることも分かるようになっています。

コロナ禍の影響で難しくなっている建材メーカーへの校外見学ですが、現場で実際に使われている様々な建築材料に触れることのできる場所が学校内にあることで、学生達の建築に対する興味や学習への意欲が衰えることはありません。『マテリアルエリア』のあるデザインスタジオには、照明に関する配光や光源の違いを実際に比較することができるエリアや、木材・石材の種類や加工の違いを見ることもできる場所があり、学生達にとって実際に触れながら学べる貴重な空間になっています。

 

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