インテリアデザイン科インテリアデザイン専攻3年「インテリアデザイン設計」のエントリ。
空間デザインを学ぶ3年生の前期課題は、「店種」と「躯体」を選べるようになっています。
○和菓子屋 (伝統的な和菓子を製造販売、茶房有)
○洋菓子屋 (洋菓子を製造販売、イートインスペース有)
○ピッツェリア (地方都市駅前ビル最上階のテラス席がある飲食店)
○ぞば居酒屋 (地方都市駅前ビル最上階の蕎麦打ち台がある飲食店)
学生達は自分の好きなものを選び課題に取り組み始めました。
まずは、実例を何件も調査していきます。
調査したあと…ふと思う 「あれ自分って和菓子屋いったことないかも」
そうそう…
もう一度、自分の経験をふりかえってみよう…
和菓子を和菓子屋で自分で買って食べたこと…………なかったよな~。
洋菓子屋の製造過程が見れる洋菓子屋に行ったことが…な……あっ……なかったよな~。
ってかそもそも……
「ピッツェリアってなに?」
「えー普通の店じゃないの?」
(スマフォ片手に調べた学生…)
「えっちょっこれみて、お…おす…おすてり…オステリア?リストランテ?バール?なにがちがうの?」
講師の仲先生が丁寧に板書を踏まえて説明を始める。
「なるほど~理解、そういうグレードに分かれてるんだぁ」
またしばらくして……
「そもそもこのぞばぁって」
「そうそう、ぞば居酒屋のぞばって気になる」
「あーいやフツーの蕎麦居酒屋のことなんじゃない!?」
「そば打ち台って○亀製麺(そもそもうどんである)的な感じ?」
「えっあの御盆もって食べ物注文するやつでしょ?向かい側でそば打ったら粉舞うじゃん!?」
「憶測」という「想像力」の怖さ。
「普通」も知らないのに新しい店舗デザインなんてできるわけがありませんね。
教員・講師陣も声を揃えて、
「自分が体感できることは体感したほうがいいよ…」
あとは自分自身(学生)が動くのみ。
ちゃんと調べよう。(実例、雑誌、小説、本屋)
ちゃんと(感染症注意しつつ)食べに行こう。(味、店員、雰囲気、照明、パッケージ)
ちゃんと見よう…見抜こう…見入ろう…見出そう。どんな言葉でもいいけど「とにかくよく観察」
今年はどんなプランが生まれるか。今後に期待です。