建築工学科1年生の設計製図では、その日の課題に入る前に「寸法トレーニング」を実施しました。大きさの感覚を養うのはもちろんですが、設計する上で必要な寸法を自分で考えることに意味があります。
玄関のポーチの大きさ、文庫本1000冊が入る本段、景色が見やすい窓の高さ、4人掛けのテーブルセットなど、お題は様々です。
各自、寸法を検討した後に発表をしてもらいました。しかし、使いやすい寸法は人それぞれのため、この課題に正解はありません。
大切なのは図面の中だけで考えない事です。最近は課題に取り組む時は常に机の上にコンベックス(メジャー)を置いておく学生の姿もあります。