後期の授業がスタートし、建築設計科1年生の設計製図授業では、新しい課題が始まりました。次の課題は進級作品に該当するもので、入学してから一年間の集大成にもなる大切な課題です。早速、敷地に指定されている場所まで見学に出掛けました。
敷地は、学校から徒歩で5分ほどの所にある公園です。すべり台やシーソー、砂場に小さな吊り橋、東屋(あづまや)やトイレも整備されているうえ、大きく茂った樹木やベンチも設置されていて、近所の方々の憩いの場所になっている公園です。きっと放課後には、小学生達の元気な声が聞こえているのではないかと思うような住宅街の中にある公園です。
この公園を3つの敷地に分割し、そのうちの一ヶ所を選択して、1階に店舗を持つ鉄骨造3階建ての住宅を設計します。どんな業種の店舗にするのか、どの敷地を選ぶのか、公園の中だけでなく周辺環境もよく観察して、設計に必要なイメージを頭の中に思い描いていきます。敷地には一度ならず二度三度と足を運んで、敷地に関する情報を積極的に収集してエスキスに備えましょう。