卒業制作は、敷地も用途も構造も全て学生自身が決めることができ、これまでに学んで得た知識を総動員して取り組む、学生にとって集大成の作品です。
建物はデザインのことだけではなく、構造や設備を含めたあらゆることを検討して生まれます。設計専攻の卒業制作ではこうしたことをトータルで考えて実施図面としてまとめていきます。
中央工学校には、設備関係の様々な機材を実際に作動させて目で見て触れて学ぶことができる「建築設備実習室」があります。主に建築設備設計科や設備専攻が学習の場として利用していますが、設計専攻の学生も「建築設備実習室」を活用して、実施図面を描くにあたって欠かせない地下ピット、消火設備、天井裏や床下の配管や給排水の仕組み、空調ダクトと構造との関係などを学んでいます。卒業制作に活かしてどんな作品が出来上がるのか、乞うご期待です!