建築設計科1年生の設計製図授業では、進級作品の制作がいよいよ大詰めになってきました。外観意匠模型を作りながら、年末に提出した実施図面の手直しを並行して作業をしています。新型コロナのオミクロン株感染者急増の影響で、登校の機会が減ってしまっている中、学校と自宅での作業内容をよく考えて、計画的に進めていく必要があります。
自宅では一人っきりで作業を進めているせいか、登校してクラスメートと顔を合わせられる時間が、今はとても貴重に感じます。感染には充分気を付けながら、学校での束の間のクラスメートとの交流が、建築の勉強に対するモチベーションを支えてくれているような気がします。交流も勿論大切ですが、作業の手元が疎かにならないように注意しましょう。
模型製作が順調に進んでいる学生は、早くも敷地模型を使っての写真撮影が始まりました。建物だけでなく外構部分も模型で表現しているので、敷地模型に自分の模型をはめ込むと、隣接するポケットパークとの関係性や、周辺環境とのつながりが視認され、計画の意図が分かりやすくなります。完成した模型を見せ合う学生達の姿はとても微笑ましく、2月上旬に迫った総合提出日がとても楽しみです。