【横山さんの作品】
春日部市の問題である学童保育室の延長時間が短いことから、延長保育に対応している民間学童保育施設を新築で設計する。塾、ピアノ教室、英会話教室の習い事も行う。
3つのつながりをコンセプトに、分棟型の建物を設計。
1つ1つ屋根の高さや角度を変え、曲線の片流れ屋根に。
子供たちの送迎ができるよう、バスロータリーを設けた。
廊下
通り土間のようにし、床はモルタル金ゴテ仕上げ。土足で通れるようにしており、子供たちがぐるっと一周回れる施設にした。
ホール・室内遊戯室
FLから1500下げ、スロープや階段を用いて部屋に入る。南側のこの棟を下げることで中庭に光が入りやすくなる。壁面の収納には、ランドセルと靴をしまう機能に加えてみんなが座れる椅子の役割も持たせた。木の質感を感じてもらえるよう床はハードメープルの無垢フローリングを使用。
食堂
廊下とつながった土間空間とし、おやつの時間や夕食の時間などに使用する。各テーブルにペンダントライトが下がってくる。中庭側には大きな開口部を設け、子供たちがすぐに中庭に出られるように。
英会話教室
収納で分け、2つの空間に。床はタイルカーペットで仕上げ、円形に沿って床の高さを低くすることで、自然と先生を囲んだ授業ができるようにした。
雑貨
ショルダーでも手持ちでも使えるランドセルインバッグを制作。学童で使うノートやプリントが収納でき、入退室を管理するカードもバッグ表面に入れられる。施設内はこれ1つあれば過ごせるようになっている。