建築室内設計科の2年生では、設計製図以外の授業でも、様々なアプローチから設計課題がだされています。インテリアコーディネートの授業では、只今「ユニバーサルデザインを取り入れた住空間」を設計する課題が進行中です。エスキスの第一歩は、身体が不自由になった日々の生活を想像してみること。この日の学生は、車いすや、色々な器具の力を借りながら、「不自由になった自分」をロールプレイングしたのでした。
高齢者に変身中の男子君。同じグループのみんなが総力をあげてそれをを助けています。身体は徐々に、重くなり、関節は曲がりにくくなっていきます。
「不自由になった自分」が、前を向いて堂々と歩いたり、明るく過ごしたりするためには、どのような住空間を計画したらよいのか?今日の体験を糧に、課題の設計を通して、きっとその答えを探し出してくれるに違いありません。