インテリアデザイン科インテリアデザイン専攻3年「デザイン実習(雑貨)」の授業紹介です。
「キャラクターデザイン課題」
目的
卒業制作のテーマ設定・敷地設定をする上で重要視しているのは、設定地域調査です。
この課題は、後期にひかえる卒業制作のコンセプト設計において、地域・街についてどのようにして調査を進めたらよいのか、また地域・街はそこに住まう住民に対してどのような仕組みを発信しているのかなど、いわゆる「お堅い部分」の徹底調査を通じてその問題点を探り、「デザイン」の力によってどのように変化させ、地域・街の活性化につなげるのかを目的としています。
…堅実だ。
ビジュアル的には、とてもPOPな印象なのが秀逸なポイントであろう。
つまり「ご当地キャラクターのデザイン」なのだが、作り手側としては様々な狙いをもってデザインを進めなければならないことを制作を通して学んでほしい訳ですね。
学生達は、自分自身が生まれ育った地域・街に根付いた特産物やカルチャーなどをモチーフに、
キャラクターデザインをすすめました。
2Dビジュアルはとてもかわいく制作できています。
自分がデザインしたキャラクターを手のひらサイズ程度の立体物にしていきます。
乾燥中。彼ら彼女らが想いを込めて作成した立体モデルが日の光を浴びている。
表面を塗装して完成へと進みます。もう少し精度の高い塗装だとよいのですが…
完成した作品の発表となります。
キャラクターの設定とデザインモチーフ、またキャラクターの活用方法についてまとめたプレゼンテーションボードを使用しながら発表をおこないます。
プレゼンテーションが始まってしばらくすると、2年生達も3年生のプレゼンテーションの見学にきました。
地域・街によってさまざまな取り組みが進められています。
特産物やカルチャー、レジャー等からキャラクターに結び付け様々なデザインが生まれました。
今回取り組んだ課題総評では、「調査不足」が講師・教員から指摘されました。
彼ら彼女らがおこなった調査が甘かったということになります。
「…難しかった。」
「役所WEBサイトやパンフレット、特産物の促進ツールなど調べてみたけど、それらを住民に対して還元していく、または地域・街の活性化につなげるってところがイメージわかなかったです。」
などなど、思うところがあると思います。
よりよい卒業制作立案にむけて、じっくり成長していってほしいですね。
今年のインテリアデザイン専攻3年生に期待です。
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