スタッドってナニ? [建築学科2年]

建築学科2年生の設計製図授業では、店舗を含んだ集合住宅「複合施設設計」のCAD図面の作図が順調に進んでいます。今日は、縮尺1/50で住戸部分の平面詳細図を書くために、軽量鉄骨で造られている間仕切り壁のモックアップの見学をしました。外壁の鉄筋コンクリート造とは違い、参考図面だけではなかなか理解しにくい部分なのです。

間仕切り壁を構成しているのは、スタッドと呼ばれる等間隔に並ぶ建築用の鋼製壁下地材です。このスタッドをランナーという部材でつないで住戸内の各室が造られています。縮尺1/50で平面図を書くということは、このスタッドも図面の中に表現していかなくてはならないのです。

また、窓やドアのある開口部には、補強材としてC型チャンネルという鋼材を設置しています。なぜこうした部材が必要なのか、そして実際の仕様がどうなっているのかを理解して図面に反映していきます。『百聞は一見にしかず』(百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見たほうが確かだということ)とも言います。自分の目で見て確認することが、しっかり脳内に記憶するための近道です。

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