社会人経験のある学生に聞いてみました [学生インタビュー]

私は現在、中央工学校建築設計科に在籍しながら、放課後、土日と父の経営する建築士事務所を手伝っています。元々は情報系の高校に通っていたため、建築士の受験資格が無く、中央工学校では建築士の受験資格が2年で取れること知り、入学することを決めました。

普段、仕事で関わる企業の中にも、中央工学校を卒業し構造設計をしている方や現場所長を務める方など、中央工学校という名前を良く聞いていました。そして、中央工学校を卒業した方達は真面目な方が多く、仕事も早い方が多いように感じます。それは、中央工学校では課題が多く、忙しい学校生活の中で努力し困難を乗り越えた人達だからだと思います。

私は情報系の高校を卒業後、IT系企業に就職しましたが、電話やメールだけでお客様とやり取りすることが多く、お客様の表情を直接読み取ることが少なかったため、次第に仕事にやりがいを感じなくなっていきました。
ですが、今は現場の監理業務や打ち合わせなど、前職とは違い明らかにやりがいを感じています。辛い時もありますが、喜んでもらえたときは非常にやりがいがあります。

皆さんは課題をする上でどのような気持ちで取り組んでいますか? 課題は仕事と同じです。課題は簡単に終わらせようと思えば終わらせられますが、実務になるとそういったことはすぐに相手に気づかれてしまいます。そうなると、仕事は来なくなり、信用問題に繋がっていきます。そうならないために、学生のうちから短い期間でも課題に対して様々な工夫をしたり、相手のことを考えて行動するといったことが、実務についた時に他者との大きな差となると思います。

また、良い仕事をするためにはたくさんの経験をすることが大切です。経験とは、日常的に建物を見学したり、家具などにふれたり、人との交流を積極的に行うなど、建築に携わるものとしての視点で考え、行動することです。スケール感や施工技法、演出性や素材の知識などを知る事によってより良い仕事に繋がるのです。

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