篆刻と石[インテリアデザイン科1年]

インテリアデザイン科1年「インテリアエレメント」の授業紹介。
石材の加工について、判子づくりを通して学ぶ実習をおこなっています。
つまり篆刻。
「猫」
課題では判子面だけでなく持ち手の部分の加工もおこないます。
みてみよう。

判となる面の加工は美しくキリっと押印できるように加工。
比較的簡単そうに見える石の加工…豆腐やスポンジみたいにサクッと切り込めるわけではない。
「ゴリゴリゴリゴリッ」
「ゴゴゴゴゴリッ」
と地道に少しづつ彫り上げていく作業。
石材を加工する手間、時間、技術を、身をもって体感する。大切~。
設計者(創り手)にとって図面で描くのはあっという間でも、
職人さん(作り手)にとっては様々な手法を試みながら製作されていることを体感する。

持ち手のエスキス。複雑すぎる形状はその分難易度も上昇します。

写真のような形状にたどり着くまでに3日間(1日6時間)を必要とする作業量。
全然進まない地道な石材加工。

思い通り、狙い通りの形状に彫り上げることができたのか。
社(やしろ)の押印ができる判子が仕上がったようです。これから磨きの作業に入ります。

インテリアエレメントでは、比較的加工が簡単な素材から徐々に徐々に加工が難しい素材へとレベルアップしていく過程で、
自分でモノづくりを進める段取りや精度を高めることを学びます。

じっくり美しい作品づくりを進めてほしいです。


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