建築学科2年生の設計製図授業では、いよいよ学生達の進級課題の展示施設設計の大まかなプランが完成しました。建築設計では、これを『エスキス』といいます。設計の原案やテーマを、下絵やラフスケッチ、簡単な図面などで表現することで、元々はフランス語で『Esquissé』といいます。
展示に選んだ作品や紹介したい内容、敷地周辺の環境や造形的な表現まで、一度に多くのことに思考を巡らせて決めなくてはならない大変な作業です。エスキス段階でしっかり検討しておくことが、その後の図面表現にも影響を及ぼします。
スタディ模型で立体的な見え方を確認したり、講師の先生方に貴重なアドバイスを頂いたりしてまとまったプランを、次回からはノートパソコンを持参して、AutoCADで図面化していきます。