測量には様々な種類がありますが、それぞれに「等級」という定められた観測の精度区分が存在します。
中央工学校では、最も高い精度が求められる1級から緩くなる4級までを授業に取り入れています。
地理空間情報科の学生は、高低差を観測する水準測量において、観測精度の高い「1級」に取り組みました。観測するのは、中央工学校の横を走る「稲荷坂」という坂道。
勾配はかなりキツいです。
使用する器械は「1級水準儀(レベル)」。
目盛りは1mmの1/10まで読み取ることができます。
1級水準儀の特徴的な点は、こちらの気泡管。
「合致式気泡管」と言います。
楕円状の気泡がズレていますが、これを左右合致させることで器械が水平になります。
観測で得られる値は、0.1mm単位。
許される誤差も非常に厳しいですが、地理空間情報科の学生は良い成果を得られたでしょうか??
今後も厳しい実習は続きます^^/
※今回使用した器材は、株式会社 南建設様より寄贈していただきました。