大学時代は、プロゴルファーを目指すために体育会ゴルフ部に所属し主将も務め、四年間建築と関係のない体育学科に通っていました。しかし、大学四年次にプロゴルファーになる夢を諦め、他に自分が何をやりたいのかを考えるようになりました。
実家が設計事務所であったこともあり、建築の世界には憧れがありました。そこで、数ある建築の専門学校の中から、父親が卒業生であることや歴史が長いこと、そして短期間で幅広い知識が身に着けられるということで、中央工学校に入学することを決めました。
入学当初、私には二つの不安がありました。
一つ目は、建築の知識がほとんどない私が、果たして授業についていけるかということです。しかしその不安は、授業が丁寧に進められたことや分かりやすい授業内容、そして質問をすると親身に答えてくださる先生方のおかげで直ぐになくなりました。
それどころか、いつの間にか建築の世界にどっぷりと入り込んでいる自分に気付きました。
二つ目の不安は、クラスメイトの大半が高校を卒業したばかりで、仲良くできるかということでした。
一年次は、新型コロナ感染症の影響で全ての学校行事が中止になってしまいましたが、それでも授業に熱心な人や実習型の授業内容のおかげで、クラスメイトとの仲を深めることができました。
私は入学以来、学校行事では飛鳥祭しか経験がありませんが、中央工学校には他にも軽井沢研修や総合建設実習など、様々な経験をクラスメイトと共にすることのできる行事が用意されています。仲良くなったクラスメイトと高い目標で切磋琢磨できることが、大学とは違う中央工学校ならではの良さだと感じています。
最後になりますが、中央工学校ではやる気と根気さえあれば、自分がやりたいことを実現するために、基礎から学ぶことのできる環境が整っています。もしも、今入学を迷っている人が居れば、ぜひ自分の憧れの世界に向かって、一歩踏み出してみてほしいと思います。