GW明けの5月中旬、上野周辺の建物見学へ行ってきました。
上の写真は、見学場所の一つ、法隆寺宝物館(設計:谷口吉生)。
当日はお昼まで晴天に恵まれていましたが、途中から雲行きが怪しくなり、とうとう雨に打たれてしまいました…。
最初に見学したのは国立西洋美術館(設計:ル・コルビュジェ、他)。
事前に教室で、講師の寺岡先生から建物に関する講義を受けてからの見学。
実際の建物を見学しながら、スケッチをしたり、空間設計の詳細を確認したりと、学生たちはそれぞれの見学を楽しんでいました。
次の見学場所である法隆寺宝物館に到着する頃には、すっかり雨が本降りに。
しかし中では、寺岡先生による空間設計についての解説を熱心に聞いている学生の姿がありました。
ショーケースのからくりや照明の演出、空調設備の計画など、設計者のこだわり(であろう)部分を、寺岡先生が丁寧に解説して下さいました。
この展示空間は、写真で見るよりも薄暗く、展示されている仏像が整然と並んでいるとても神秘的な空間です。
機会がありましたら一度体感してみて下さい。
後日、見学した法隆寺宝物館の模型を作成しました。
模型制作には「設計者自らのアイデアを整理・検討する」という目的があります。
今回は見学で実際に体感した建物を立体にすることを行い、設計者の意図を汲み取りながら模型を作成しました。
この経験が今後の設計課題にフィードバックできるといいですね。