夏休み前に前期の施工図課題をやり切った夜間建築科の二年生たち。夏休み明けからは、後期の卒業設計に向かってウォーミングアップの勉強がはじまっています。ほんとだったら一緒に実物の建築作品を観て体験することが何よりも勉強になるところですが、なかなかそれが難しいのが夜の時間のつらさです。だがしかし、中央工学校には建築家の歴史的な作品をこれでもかと、実体験できてしまうすごい施設があるのです。この日は、みんなでSTEP一階にある名作椅子のコレクションルームへ向かったのでした!
ここにある椅子たちは、その筋では名の知られた超有名な名作ばかり。どれも個性強すぎ。こういう孤高の名作は、通常美術館とかに展示され、決して触れてはならないVIPな作品が多いわけですが、ここでは撫でたり座ったり、誰にも怒られないで好きなように名作を慈しむことができてしまうのです!!
教科書に名を連ねる建築家の作品を前にドキドキが止まらない彼らです。設計者のコンセプトと座り心地を確かめるように、作品の神髄に目を閉じて思いを馳せる時間になりました。これからいよいよ本格化する卒業設計に向かって、この日に触れた作品から大いに感化され、自分の作品作りにきっと生かしてくれるに違いありません!!!