中央工学校を卒業すると同時に「測量士」や「測量士補」を取得することができる学科では、軽井沢にある研修所に宿泊をして測量実習を行う、総合測量実習という科目があります。
4泊5日の期間内に、測量の計画、選点、観測、計算、点検という、一連の流れを通して勉強します。
実習を行うのは軽井沢の地に広がる農道。
標高は900mを超えるフィールドです。
3人または4人で班をつくり、観測や手簿記入、器械の設置などを協力します。
実習の内容は、「基準点測量」と呼ばれる測量で、班毎に設置をした「測点」に座標や標高といった位置情報を与えることが目的になります。
夏の暑さに負けず、計算で必要となる角度や距離を観測していきます。
日中は炎天下で観測を。
研修所に戻ってからは、取得したデータを手計算でまとめていきます。
観測した値を自分の手で計算をする。
これが、「測量の仕組み」を理解する一番の方法です。
観測を終え、所定の成果を得た学生からは安堵の表情が漏れます。
総合測量実習を乗り越えることで、ようやく測量の基本に辿り着きます。
1年課程の測量科にとっては、残りの半年で応用編に入ります。
でも、「測点の位置情報を求める」という目的は変わりません。
その目的を見失わずに、引続き楽しく学んでほしいですね^^/
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