3月に無事卒業した暁には今夏の建築士の資格試験の挑戦権が得られます。一級建築士も受験できますが、二級建築士は合格すると実務経験なしですぐに建築士登録ができるメリットもあり、まずは二級建築士を!を合言葉に、卒業後の最短の合格が多くの学生の目標の一つになっています。建築士の試験は、学科と製図の二本柱。夜間建築科二年間の学科授業の内容をマスターすることは学科試験合格に必須ですが、二年生の後期には、学科合格後の製図試験までも見据えて、二級建築士製図試験対策に特化した「建築士製図」という授業が用意されています。
建築の設計実務の世界では技術の進化が著しく、もはや手描き図面は遠い過去のできごとのよう・・。だがしかし、建築士の製図試験は今も変わらず手描きの世界。この授業では、二級試験の定番である住宅を中心とした課題を、毎回定規とシャーペンを手にコツコツとこなしていきます。
試験は素案をスケッチして、それを作図するまでを5時間でやり切る時間勝負です。努力はきっと裏切らない。一歩一歩前に進んでいきましょう!